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クロニドールベアリングの長寿命性とその考え方


1.ハイブリットベアリングとクロニドールベアリングの違い

・ 負荷容量(動定格荷重)の違い:同タイプと比較して約11倍の寿命となる。
・ 最大許容面圧の違い:軸受鋼 2000 MPa , クロニドール鋼 2500 MPa
・ 材料の面粗さ、粗さの角度、機械的性質、組成の違い:金属剥離がしにくい。
 摩耗のしにくさから、潤滑剤を汚染させにくく寿命がさらにのびる。

図:材料の機械的性質の比較





図:炭化物と窒素炭化物の分布の違い


図:クロニドール材料の表面粗さ


2. 1.のことから、結果的に温度が下がり、(dmn=180万で約10℃の差)良好な潤滑
状態が保たれる。(粘度比率κ≧2)
以上のような複合された条件が結果的に寿命を延ばす。(下記表)





寿命評価試験:
1. 高負荷試験

ベアリング:71914Eシリーズ
軌道面圧が、2800Mpa になるような負荷をベアリングにかけ、テストした。
HCS71914Eでは、50時間という寿命であったが、XCS71914Eでは、その80倍を超
えても寿命に至らなかった。(下図)


2. 境界潤滑試験
ベアリング:同タイプ
粘度比率κ=0.14(境界潤滑)、軌道面圧:2500Mpa になるような条件をベアリングに与え、テストした。
結果、HCSと比較し約10倍の時間でも転走面に摩耗が見られなかった。




3.温度上昇試験及び粘度比率低下試験:
  ベアリング:同タイプ

バネ予圧1000N、外荷重1kNをかけ15000min-1以上運転
  結果:HCSXCSの間では、dmn=180万で約10℃の差となり、粘度比率の低下も
現れた。粘度比率の低下は、潤滑不良を引き起こす。





新寿命計算方法は、カタログに記載されておりますのでご参考ください。