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ベアリングQ&A

ベアリングQ&A [ 基礎編 ]の回答


1
Q:dmn値って何?
A:ベアリングの性能を表す値としてよく用いられます。計算式は次の通りです。
{(D+d)/2}*n D:ベアリング外径(mm)
  d:ベアリング内径(mm)
  n:回転数(rpm)

2
Q:ベアリングの材質は?
A:一般的には、内外輪、転動体に高炭素クロム鋼が用いられています。JIS規格では、SUJ2という記号で表され、AISI52100(アメリカ鉄鋼協会規格)、DIN100Cr6(ドイツ規格協会)などと同等です。

3
Q:ベアリングの硬さは?
A:一般的に用いられている高炭素クロム鋼の場合、内外輪はHrC60程度、転動体はHRc62程度で若干転動体の方が硬くなっています。

4
Q:特殊環境に使えるベアリングはないですか?
A:耐食性を要求される箇所には、ステンレスボールベアリング、耐熱性を要求される箇所には耐熱ベアリングがあります。

5
Q:クロニドールとは、どういうものですか?
A:超高速回転、長寿命を達成させるために開発された新素材スチールの名称です。軸受鋼と比較して低摩擦による低発熱、低摩耗を実現し超高速回転の長寿命化に対応します。

6
Q:セラミック軸受の特徴は?
A:一般的な軸受鋼と比較して軽量なため、高速回転での転動体の遠心力やジャイロモーメントによる滑りを低減することができ、温度上昇を抑えることができます。したがって、超高速回転に適しています。

7
Q:ベアリングって規格品だけですか? 特殊な形状のものは供給できませんか?
A:使いやすいように規格化されていますが、特殊品も製作可能です。但し、ロットが必要になりますので、ご相談ください。

8
Q:深溝玉軸受とアンギュラ玉軸受の違いは?
A:
(1) アンギュラは予圧がかけられる。
(2) 保持器形状が異なる。アンギュラは、フェノール樹脂などのもみ抜き保持器(一体型)であるのに対して、深溝は鋼板などの打ち抜き保持器(2つ割り)のため、アンギュラの方が高速回転に適している。

9
Q:なぜアンギュラベアリングは、高速なの?
A:高速用に開発された一体型の保持器や内部形状、また適正な予圧をかけることにより振動や振れを抑え、ボールの回転軌道を安定させることにより高速回転が達成できる。

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Q:カタログにあるベアリングの剛性値の意味は?
A:カタログの剛性値は2枚組即ち、DB(背面)又はDF(正面)組み合わせの場合のアキシアル剛性値を示しています。

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Q:組み合わせ自由型ベアリングって何?
A:通常のアンギュラベアリングは、あらかじめ定められた組合せ(DB,DF組合せなど)だけしか使用できませんが、組合せ自由型ベアリングはどのような組合せにしても使用することができます。そのフレキシビリティから欧米では主流となっています。

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Q:ベアリングの検査表が付いてないんですが...
A:当社取り扱いのベアリングのほとんどは ISO P4級以上です。これらのベアリングは、精密級専門の工場で生産、全数各工程毎に厳しいチェックを受け、完成後も検査が行われます。全てカタログに記載された規格に準じた公差に入っていることが確認されておりますので付属していないのです。但し、FAGではベアリング自体に内径、外径、幅の実測寸法(コード)が刻印されております。

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Q:FAG規格のP4Sって何?またSP、UPって何?
A:
P4S⇒ 回転精度がP2級、寸法精度がP4級でメーカ独自の規格名称
SP ⇒ メーカ独自の規格名称で、上記P4S相当
UP ⇒ メーカ独自の規格名称で、P2級相当

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Q:GMN規格のHGって何?
A:回転精度がP2級、寸法精度がP4級でGMN独自の規格名称です。FAG規格のP4Sと同等です。

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Q:FAG工作機械用精密アンギュラベアリングの保持器の材質は?
A:フェノール樹脂のもみ抜き保持器です。

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Q:ベアリングの発熱原因は?
A:一般的に、潤滑不良と転動体のすべりから発熱します。潤滑不良には、潤滑油そのものの選定ミス、過大負荷による油膜の破壊など考えられます。

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Q:グリース劣化の原因は?
A:一般的に、異物侵入や発熱による基油の損失などが考えられます。