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ベアリングQ&A

ベアリングQ&A [ 基礎編 ]の回答


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Q:ベアリングにO-リング溝の切ったものを見たのですが、用途は?
A:従来のオイル潤滑では、間座を設けベアリングの側面からオイルを供給していましたが、ベアリングの外周からオイルを直接供給することにより、必要量をより確実に接触面に供給することができます。ダイレクトルブリケーションと呼ばれ、ベアリングにO-リング溝とO-リングが付属されているので、ハウジング側の精密加工も不要で組立も容易にできます。

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Q:FAGシール付きベアリングのシールは接触しているのですか?
A:非接触で、約0.05のスキマがありますのでシール部の発熱はありません。

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Q:FAGシール付きベアリングのシールでクーラントをシールできますか?
A:オープンタイプと比較して、外部からの異物侵入に対して絶大な効果を発揮しますが、非接触シールですので、二重三重のシール構造をとることをお奨めします。

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Q:FAGシール付きベアリングのシール材質は何ですか?
A:ニトリルゴムです。

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Q:FAGシール付きベアリングはシールがついているので熱がこもったり、オープンタイプに比べ発熱が大きいことはありませんか?
A:非接触シールなので、オープンタイプと比べ発熱が大きいことはありません。

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Q:グリース潤滑ベアリングでオープンタイプに比べ、シール付きグリース封入式のメリットは何ですか?
A:
(1) グリースをお客様で詰める必要がありません。したがいまして、質、量ともに適切であり、異物混入の危険性を防ぐことができます。また、袋から出してそのまま組み付けていただくことができますので、組立工数の削減にもつながります。
(2) 慣らし運転で飛ばしたグリースを保持することができ、この保持したグリースがベアリング内部で二次的なシール効果を発揮し、ベアリン内部の清浄度を保つことができます。
(3) ベアリング内部の清浄度が保たれますので、グリース寿命を長くすることができます。

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Q:グリース封入式ベアリングはどうして慣らし運転が必要なのですか?
A:封入されているグリースは、ベアリングの側面に供給されているだけですので、必要量を転走面に供給し、余分なグリースを飛ばすためです。

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Q:予圧の目的は?
A:(1)正確に位置決めをし、軸の振れを防ぐ
  (2)ベアリングの剛性を高める
  (3)転動体のジャイロ滑り、自転すべりを抑制する
  (4)振動防止

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Q:予圧抜けとは?
A:軸方向の作用荷重が大きい場合、軸受はこの荷重を支えきれず予圧抜けとなる。この結果、転動体にすべりが発生し異常発熱が生じ早期損傷を引き起こす。

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Q:ベアリングは、洗浄して良いの?洗浄するときはどんな方法?
A:灯油などを用いて、1次(荒)、2次(中)、3次洗浄(仕上げ)と容器を替えて徐々に洗浄し、清浄度の高いエアでクリーニングします。なお、使用する容器は、沈んだゴミなどが浮上しないように、深さのあるものを使用してください。

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Q:ベアリングの静かさの基準はあるの?
A:アンデロン装置という音響測定装置があり、メーカの規定値により評価されます。

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Q:ベアリングの保管方法は?
A:湿度65%以下、温度20℃前後の室内で、床面や壁より30cm以上離した棚に保管し、また、直射日光を避け、騒音、振動のない場所を選定してください。

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Q:P4級のベアリングを使っているのに精度がでない。なぜ?
A:軸、ハウジングの加工精度も非常に重要ですので、カタログに記載された要求精度を確認してください。

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Q:グリース潤滑の慣らし運転で発熱するのはなぜ?
A:封入されたグリースが攪拌することにより発熱しますが、適切な慣らし運転を行えば温度は下がり均一化されます。