概要
潤滑油の特性の一つとして粘度が挙げられます。一般的に粘度を分類した規格は2種類使用されています(SAE粘度分類、ISO粘度分類)が、そのうち工業用潤滑油にはISO粘度分類が広く用いられています。
ISO粘度分類は、40℃における潤滑油の動粘度で規定しており、動粘度の単位はmm2/s (もくしはcSt:センチストークス)が使われます。動粘度により粘度グレード番号が設定されており、ISO VG32やISO VG46のように表されます。この粘度グレード番号は動粘度範囲の中心値を代表にして20のグレードに分けられており、VGの値が大きいほうが粘度が高くドロドロしており、小さいほうが粘度が低くサラサラしています。